【真皇杯オンライン予選落ち構築】ファミレスのファイヤーと鰻屋のサンダー

予選①使用構築f:id:kitehuwa:20211016212142j:plain

予選③使用構築(②もほぼ同じ)

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◇まえがき◆

 初めましての方は初めまして、きてふわと申します。真皇杯オンラインがやりたすぎて受験生にもかかわらず復帰しましたが、3回とも予選落ちしたので構築記事で傷を癒したいと思います。第5回真皇杯以来2回目となるオフ大会だったのでレポ的なことも書いてます。

△構築経緯▼

まずマニューラに関する豆知識として、5世代の頃から「マニュ+炎」という並びは攻撃面での相性補完がいいとされています。実際にマニュ+シャンデラ・マニュ+リザY・マニュ+ズガドーンなどの並びはこれまでに結果を残しており、かくいう私も7世代においてマニュ+炎ロトムでレート2000を2回達成することができました。同じく真皇杯に出場されるマニュ使いのパォンさんがずっとマニュ+シャンデラ使いという事もあり、自分もやってみようと思い一番使いたかったマニュ+ファイヤーでスタートしました。
今世代最も強いスカーフ枠だと自分が思う準相棒のガブリアス、ウオノラゴンやブリザポス・霊獣ランドロスなどに後投げして流すことのできるHB鬼火ロトムラグラージの対策がファイヤーのDMしかない欠陥がありかつ受け崩し札が不安なので剣舞カミツルギ重すぎなサンダーに後投げから切り返すことができかつ受け崩しができるチョッキパッチラゴンを入れて完成、予選①に臨むことにしました。
前述の構築を予選①で使用しかなり手ごたえ自体はつかめたのですが、対戦数を重ねられる環境があまりなく調整不足で空中分解してしまいました。このまま改良を重ねていく事は可能でしたが、やっぱり真皇杯という大舞台では自分が自信をもって扱える構築で戦いたいという思いがあり使い慣れたマニュ+サンダー軸の改良版で臨むことにしました(この構築での対戦数が多いので机上でもある程度調整が可能だったため)。
マニューラは自分が使ってて楽しい命の珠型、
相方としてはレヒレ受けかつ鋼に強めなサンダー、耐久と火力を両立するためにHD弱点保険、そしてスカーフ枠はやっぱりガブリアス前3匹で選出はある程度完結しているため残り3匹は崩し手段を重視しました。ミミッキュラグラージが重く受けへの崩し手段も少なかったので対面選出の補強かつ受け崩しの襷剣舞カミツルギリホウさんへの私怨(後述)で残飯ウルガモス、そして最後の枠はドサイドン+サンダー絡みの対策として予選②ではシュカのみドサイドン、そして予選③ではさらにブリザポスやウオノラゴン等の強力な氷・水打点にも対抗できるようHD悪巧みカゴロトムを採用しました。

☆個別解説★

まずは予選①で使用したマニュ+ファイヤー軸の解説

 

マニューラ@襷
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せっかち 149(28)-177(252)-63-×-105-191(228) プレッシャー
トリプルアクセル どくづき カウンター こおりのつぶて

S:最速アーゴヨン抜き
B:最脆

 鎧環境の時はYoutuberが沢山動画にしていたにもかかわらず、サンダーや霊獣ランドロスが追加された冠環境ではほとんど話題にしてももらえないポケモン。しかしカウンターを打てる高火力氷打点持ちはこのポケモン(とAサンドパン)のみであり、構築の軸に据えられるだけの唯一無二の個性を有している。だからみんなもマニュ使おう!苦手なステロ展開にはDMファイヤーが刺さり、ファイヤーが止まる霊獣ランドロスやサンダーにはこのポケモンがストッパーになれるのでマニュ+ファイヤーの攻撃面での相性補完は素晴らしい、おかげで対面系の構築には初手ファイヤー+後発マニューラの並びでかなり対応することができた。今作ではたくさんの襷マニューラ入り2000達成の方がいらっしゃいますが6,7,8世代含めて一番最初の襷マニューラ2000は私です!(当方調べ)(起源主張できるほどマイナー型でもない) このポケモンに限らず反射技は警戒されてない前提でぶっぱする精神が大事、そうしないと疑心暗鬼に陥って打つタイミングがない。

ファイヤー@珠
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臆病 167(12)-×-110-177(252)-105-155(244) ほのおのからだ
もえつきる ぼうふう ソーラービーム ねっさのだいち

S:最速ドリュウズ抜き

 DM環境に完全に適応した種族値と技範囲をしている、公式はこのポケモンを強化するためにDMを実装したのかもしれない(サンダーに完全にお株奪われてるけど)。冗談はさておきDMしたときに一致弱点をギリギリ耐えるちょっと高めの耐久と大正義高火力ダイジェット、サンダーと違って非常に広い技範囲の組み合わせは本当にDMするために生まれてきたのではないかというくらい噛み合いが良い。ダイバーンが偉いのでサンダーやポリ2も受け切ることはできず明確に止まるのはバンギラスとラッキーぐらい、有利対面を1度作った時の崩し性能はピカイチ。ではなぜ使われないのかというとサンダーと霊獣ランドロス、そしてエースバーンという冠環境四天王(あと1体はポリ2)にDMの打ち合いで負けてしまうから。四天王には後発から展開することもままならないため、それ以外のポケモンに展開するか四天王のDMを他の2体で処理する必要がある。この構築では襷マニューラとスカーフガブリアスが四天王を露払いする役目を担っており、マニュ+ガブ+ファイヤーが基本選出になっている。四天王の処理ルートさえ考えてあれば素晴らしく強いポケモンなので皆も一度使ってみてほしい。

ガブリアス@スカーフ

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陽気 189(44)-167(132)-125(76)-×-106(4)-169(252) さめはだ
げきりん じしん いわなだれ ほのおのきば

B:陽気悪ウーラオスの暗黒強打+不意打ち確定耐え
      意地ウーラオスの鉢巻暗黒強打13/16耐え
D:臆病珠サンダーのダイジェット10/16耐え

 フェローチェ、ドラパルト、ウオノラゴン等を上から処理するスカーフ枠。さらに私はエスバの火炎ボールに後投げして上から削りを入れる役目や、両ウーラオスに後投げして鮫肌と逆鱗で相討ちを取る役目を持たせている。 私はスカーフ枠を初手からスイーパーまで様々な場面で投げるので「環境の重要なSラインが必ず抜けるポケモン」を採用することにしている。冠環境で言えば、まずダイジェットを1回積んだサンダー、そしてスカーフ連撃ウーラオスあたりに先制できて後投げできる耐久も最低限備えているポケモンとなるとガブリアスが一番しっくりきた。

ロトム@オボン

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図太い 157(252)-×-158(132)-125-143(124)-106 ふゆう
ハイドロポンプ おにび ひかりのかべ ボルトチェンジ

B:特化珠エスバのダイアタック確定耐え
      特化珠霊獣ランドのダイロック×2お盆込み184/256耐え(71.1875%)
D:特化珠サンダーの10万媒体ダイサンダー確定耐え

 安心と信頼の回復実鬼火持ち物理耐久マシマシロトム。だんだんと耐久水準がきつくなっているという実感はあるが、それでも回復実を持たせて耐久に寄せたこの型は構築の穴を塞いでくれて使いやすい。ウオノラゴン・ブリザポス・霊獣ランドロスといった不利対面作ったら即負けみたいなやつらを一度流せるというのはやはり優秀で、今作はさらにDMを枯らすという役目も果たせるので味方としてとても心強い。しかし周りとの噛み合いがあまり良くなかった、自分は実戦を細かくシミュレーションして理詰めでポケモンする人間なので、こういう誰が明確な役割対象というわけでもないけどフワッと役割があるみたいなポケモンを上手く使えるようになりたい。

カミツルギ@ヨプ
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陽気 135(4)-233(252)-151-×-51-177(252) ビーストブースト
リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ つるぎのまい

 気づいたら毎回構築に入っているポケモン、草タイプを使いたい時に「一緒に受けループ耐性も持たせたいなー」と思いながら考えていると大体このポケモンになってしまう。襷も珠も奪われてしまい何を持たせたらいいかわからなくなってしまい、ウーラオスに合法的に突っ張れるもう一つのアイテムのヨプで採用。レートではナットのボディプレスやアッキミミッキュのドレパンなどの状況で相手の想定を崩すことができたが、予選本番ではやはりサンダーがきつくうまく出してあげられなかった。というか受けループ崩し性能高いはずがテッカグヤやGヤドキングで簡単に止まるため微妙だった……。

 

パッチラゴン@チョッキ

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陽気 165-152(252)-110-×-91(4)-139(252) はりきり
でんげきくちばし げきりん じしん つばめがえし

D:臆病珠サンダーのダイジェット確3(特化だと低乱数なのでもうDに少し振るべき)

 ここまでで「やだ、私のパーティサンダーに弱すぎ……!?」となり急遽対策枠を設けなければいけなくなった。ウオノラゴンの一貫があるためにドサイドンを採用できず、なおかつ他のポケモンがかなり前のめりなので単なる受け駒では受け回数の統一が困難だと思い以前から一度使ってみたかったチョッキパッチラゴンを採用。しかし個人的にはあまりうまく噛み合わなかった、水ロトムと被るが回復実ストリンダ―などで毒による受け崩しと対面操作要素を入れたほうが良かったかもしれない。やっぱりランドロスにかなり安定して後投げされてしまうのがきつかった、こういうポケモンはパーティを少し変えるだけで一気に活躍するものなのでいつかリベンジしたい。

 

【パーティ総括】マニュファイヤー自体はとても感触が良かったし、耐久振りの対面操作水ロトムもよく構築に馴染んでいたからこそ他のポケモンを詰め切れなかったのが悔しいです。構築の動かし方が結果的に7世代の頃と近くなり、手に馴染んだ勝ち方の癖というのはやはりどこかで現れるのだなぁと、今改めて構築を眺めて感慨にふけっています。DMの使い方に関してはマニュサンダーの構築よりもこちらのほうが適応できているので、必ずまたリベンジして構築記事を書きたいと思います。

 

 お次はマニュサンダー・改の個別解説です。今回の真皇杯を通して完成形が見えた気がしますので、そこまでの思考の流れなどにも注目していただけたら嬉しいです。

 

マニューラ@珠

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陽気 149(28)-177(252)-85-×-105-191(228)
トリプルアクセル かわらわり あなをほる こおりのつぶて

S:最速アーゴヨン抜き
ダイアイス
H4振りDMサンダー確1 HB特化カバルドン乱数25% HBナット超高乱2

 命の珠型の魅力は何といってもその素晴らしい火力。ダイアイスの瞬間火力は氷Zを超え、ほとんどの耐久ポケモンを確2にすることができる。確3のHBポリ2も後投げされたタイミングでダイナックルを積むことができれば打ち合えるので、襷マニューラの「カウンターの通らないサイクルパに無力」という弱点を克服できており非常に選出しやすい。氷技2枠は確定として、あなをほるは相手のDM枯らしやダイアースとしてエスバ・ドラン・ウツロ等に使用、特に初手のカバルドンをダイアイスで落とした後にエスバに切り返されることを考えると大打撃を与えられるこの技は優先度が高い。ラスト1枠はカプ・レヒレへの打点として毒突きを採用する場合が多いが、サンダーがレヒレを完璧に受け切れるのでカイリュー+ポリ2を崩せる格闘技に思い切って変更。変更自体は大成功だったが、壁張り勢への有効打を切っているのでかわらわりではなくけたぐりにするべきだった。格闘技を打ちたいポケモンが軒並み高体重に偏っており、相手のDMが怖ければこちらもDMすればいい、事前に調整会などで試せていれば……。軽い後悔はあるが、それよりも強者との戦いの中で相棒として縦横無尽の活躍をしてくれたことが本当に嬉しい。強くなって必ずお前を大舞台に連れて行くからな!

 

サンダー@弱保

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穏やか 197(252)-×-106(4)-145-156(252)-120
ぼうふう ほうでん じゅうでん はねやすめ

特化テッカグヤのC1↑メテオビーム耐え
臆病カプ・レヒレの冷凍ビーム+ダイアイス確定耐え
特化珠サンダーのダイジェット+ダイサンダー 254/256耐え

 マニュガブを受けてくるカプ・レヒレへの圧倒的殺意から生まれたポケモン。弱点保険サンダーは数多くあれど、HD特化させた型を使っている人はほとんどいないため相手の想定を非常に狂わせることができた。前のめりなポケモンばかりなこの構築で貴重な耐久枠、サンダー受け兼ポリ2受け枠なので明らかに過労死。環境をメタる側の人間なのでこういう相手のメタがキツイポケモンを使うのは苦手なのだが、このポケモンは替えが効かないのでしょうがなくずっと使い続けている。

 

ガブリアス@スカーフ

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陽気 189(44)-167(132)-125(76)-×-106(4)-169(252)
げきりん じしん ストーンエッジ ほのおのきば
 調整、採用意図等は上に書いた時と同じなので、ここではマニュサンダーにどうしてスカガブが相性がいいかという解説。

マニューラはよくスカーフ水ウーラオスに後出しを許すのでこちらもガブを後投げ、突っ張ってくればそのまま処理でき引かれても鮫肌の削りが入っている。
珠ドラパルトと対面したマニューラはDMが強制されてしまうが、ガブと対面させれば逆にDMドラパルトをガブの逆鱗→マニュの礫でこちらのDMを残して突破できる。
サンダーとドリュウズの対面でダイロックを受けるためにガブ引き、後発DMではあるがダイドラグーン→ダイバーンでS関係を逆転させて処理できる。
 マニューラやサンダーが苦手とするポケモンを対面もしくは後投げから処理できるということで非常に相性が良い。昔はガブと言えば真っ先にスカーフを警戒しろと言われていたのに、スカーフ枠の多様化やチョッキ型の浸透によってほとんど警戒されない。実際、予選でもカプ・コケコやフェローチェに奇襲して無償突破という場面があり、いまだに型の読み違えが勝敗に直結するトップメタなのだと味方ながら実感させられた。


カミツルギ@襷

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陽気135(4)-233(252)-151-×-51-172(252)
リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ つるぎのまい

 受け崩し枠として採用したはずが、いつの間にか対面構築への対策枠になってしまっていたポケモン。襷カミツルギはやっぱ安心感が違うぜ!不意の炎技に怯えなくていいため心臓への負担が段違いが軽い。サンダーに勝つためにノーマル技が欲しかったがミミラグ用のポケモンなので切れる技がなかったために、結果的に受け系の並びに全く選出できなかった。今のところ違和感が言語化できていないのでこの構成で正解だと思っているが、この環境を半年ぐらい続けたら別のポケモンに変わっているだろう。

 

ロトム@カゴ

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穏やか157(252)-×-144(132)-125-157(124)-106
ハイドロポンプ ほうでん わるだくみ ねむる
B:陽気珠エースバーンのギガインパクト媒体ダイアタック確定耐え
      特化   〃   の捨て身タックル媒体ダイアタック確定耐え

 机上論だと最強なのだが、実際に運用させる上では非常に繊細な立ち回りが求められ私には荷が重かった。①の方で使用したお盆鬼火型の方が個人的には合っていた、回復実なしロトムの耐久で戦える人はすげえや……。

 

ウルガモス@残飯

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161(4)-×-85-187(252)-125-167(252)
むしのさざめき かえんほうしゃ ギガドレイン ちょうのまい
 予選①でリホウさんに完敗し、「次当たったときは絶対勝つ!」という感情だけで生み出したポケモン。個別解説なのに申し訳ないがこのポケモンはピンポイントメタで「ウルガモス選出したってことはこの人こんな感じの構築か……?」と分かってしまうため解説は割愛させていただく。活躍はかなりしたがいつでもランドロスやサンダーに怯えねばいけないのが心臓に悪く、使われない理由もよくわかった。こうやって見るとサンダーとランドロスの環境歪ませ具合えげつないな……。

 

【パーティ総括】今回の予選で構築の完成形が決まりました。
マニューラかわらわり→けたぐり
カミツルギ:スマートホーン→ギガインパクト
ロトム:HDカゴのみ→HBオボンのみ
ウルガモス→鉢巻悪ウーラオス
 自分の中で結論となるパーティが1つ作ることができたのは嬉しいです。また、私事ではありますが前回マニュガブについての構築記事を書いた後にポラリスさんに構築を参考にしていただきました。自分みたいな癖の強い構築を参考にして頂けたのは初めてなのでとてもうれしかったです!この構築は長いこと使用してきてもう満足なので、またこの環境でやる機会があればその時はマニュ+ファイヤーを研究しようと思います。

 

オフレポ

予選①

 1戦目:リホウさん
 第5回真皇杯東海予選で、予選落ちした後他の試合を観戦していたらリザXにバナカグヤ(+確かヒードラン)で立ち向かっている姿を見て「なんて胆力のある人なんだ!」と秘かに尊敬のまなざしを送っていた。それからレートで対戦した以外は関わらせていただく機会もなく胸を借りるつもりで行ったが、襷カウンターを決めるチャンスを逃しそのまま惨敗。不利になってからは1筋の勝ち筋もつかませてくれず1戦目から精神に来る負け方となった。

勝敗:✖ 戦績:0-1

 

 2戦目:なとさん
 1戦目ひどい負け方をした後にキツイ構築と当たったという事で意気消沈、とあるポケモンが来たら降参するぐらいの心持で臨んだ。結果的にそのポケモンこそ出て来なかったものの、攻めの起点にするつもりだったカミツルギをダイバーンで薙ぎ払われる最悪の展開。しかしファイヤーの晴れ下暴風1発混乱自傷という犯罪をかまして勝利、さすがに申し訳ない気持ちで一杯だった。

勝敗:〇 戦績:1-1

 

 3戦目:さばcanさん
 初手のDM択がそのまま勝敗を分けた1戦、ファイヤーでDMしてれば勝ちだったが裏に引かれるのが怖くて日和ってしまった……。予選抜けした人との試合で明確な勝ち筋があった時というのは死ぬほど悔しくて、別にそこで勝ったからと言って予選抜けしたわけでもないのに夢に見てしまう。

勝敗:✖ 戦績:1-2

 

 4戦目:てりやきチキンさん
 ファイヤーが有利が取れそうだという事で初手から展開していった。流れこそよかったものの、マニューラの礫の火力を見誤って耐えられ負け!ダメ計をしていれば相手が耐久振りであることは容易に分かりトリプルアクセルを選んだと思われるのでこれは痛恨のミス、前3戦で失意に沈んでいた私はダメ計を怠るというあってはならないことをしてしまったのだ。当代一のマニューラ使いになるという野望を持っていたのでマニューラのダメ勘を間違えたこの1戦はだいぶ心に傷を残した。

勝敗:✖ 戦績:1-3

 

 5戦目:ありすさん
 逆鱗で倒せるかどうか微妙なHPかつDM残り1ターンの相手ポケモンと逆鱗のターンを1消費したスカーフガブリアスという最終盤面。そのまま突っ込ませて逆鱗の乱数勝負に持ち込んでくると思っていたのだがなんとありすさんの選択はダイウォール!最善かどうかは不明だが、常人なら乱数勝負しか見えないところで「逆鱗が2ターンで終わって混乱自傷」という勝ち筋を見出したありすさんのその思考速度に本当に感服した。強い人は良く盤面が見えているなぁ……と感心してしまったからか本当に混乱自傷して負け、神様は本当に努力している人に微笑むのだ。

勝敗:✖ 戦績:1-4

 

 6戦目:いがたいさん
 この時点で予選抜けは無理なのは分かっているが、②③へ続けるためにもなるべく勝ち癖をつけておきたいので踏ん張り所。対応を決めてあった構築だったので7戦の中では一番リラックスして臨むことのできた試合だった。かなり悪い初手対面だったが目をつぶってファイヤーで初手DMしていった。結果としては襷マニューラのカウンターが決まり勝利、ようやく手にした勝利らしい勝利という事もあって心が軽くなった。

勝敗:〇 戦績:2-4

 

 7戦目:れたすさん
 初手からスカガブで奇襲して順調にリソース差で押し切っただけ、しかし相手の出し方次第では非常にまずい試合展開だったことを考えると運が良かった。この人は予選②で決勝トーナメント進出する人な訳で、どんな強者もお互いの思惑が交錯した結果塩試合になってしまう事があるという怖さがわかる試合。これで3勝目でまあ何とか顔向けできるような成績になったのでほっとした。

勝敗:〇 戦績:3-4

 

総括:久々に襷マニューラを採用し、なおかつ初めてファイヤー軸で構築を作ったこともあり練度不足が目立つ1日となりました。やっぱりマニューラをうまく活躍させてあげられないと気分も沈みましたねー、昔なら目をつぶってカウンター押せたところで「でもYoutuber沢山襷マニューラの動画出してたしなぁ……」と躊躇してしまいました。でもわざわざ襷マニュ―ラ持ってきたのならカウンター押すべきだったですね、中途半端でした。

 

予選②

 1戦目:颯さん
 初戦から予選の主催とあって死ぬほど胃が痛かったのを覚えている。とあるポケモンがきつすぎて「この構築にはこれ」という選出ができず、相手の選出一転読みの強引なルートを決断。結果的に初手のマニュの地雷技で無条件3-2スタートを決め、カミツルギのDMで何とか押し切ることができた。キツめの構築に対して対応する選出をその場で組み上げられたのは我ながら偉かったと思う。

勝敗:〇 戦績:1-0

 

 2戦目:ジバコイルさん
 前日の第2回東雲杯オンラインで対戦した方、その時はスカガブで奇襲して押し切った試合で次はそれに対応した展開が来ると思っていたので、再戦に勝つために試合展開を事前にシミュレーションしていた。しかし相手の2手目を想定し間違えるうっかり(本当にバカ)、勝ちだと思っていた展開が実は負けだったという事で気づいたときには挽回不可能な状況になって惨敗。こういう対戦があると前日の調整会に出場するのをためらってしまうが、自分はむしろ人読みとか再戦読みが得意な部類だし、そういうスキルを伸ばしていきたいので今後も出たいと思う。それにみんなと戦うだけで楽しいしね。

勝敗:✖ 戦績:1-1

 

 3戦目:リホウさん
 まさかの2回連続同じブロック!しかし前回の敗戦が非常に悔しかった私は秘密兵器として対リホウさんの為だけに残飯ウルガモスを採用、想定したことのない状況が発生しどうなるかわからなかったが運良く6積みすることができそのまま3タテ。やはりブラックリスト入りした人にはちゃんと借りを返しておきたかったので、このリホウさん戦を勝つことができたときはよい流れを引き寄せたなーと思っていた。

勝敗:〇 戦績:2-1

 

 4戦目:うぇいぱーさん
 もっとも後悔している1戦。初手相手のDM技が急所に当たる展開、焦った私はここでDMしてしまったが実は後発にDMを残せばほぼ確実に勝てていた。急所に当てられてテンパり冷静に最前手を考えることができなかった、実力というのはこういう時に出るもの。いやしかし、急所に当たらなきゃ勝ちでしかも当たっても勝ちの状況でプレミして負けるとかメンタルに来るわぁ……。

勝敗:✖ 戦績:2-2

 

 5戦目:てぃらみすぽけさん
 リホウさん用に持ってきたウルガモスがこの対戦でも活躍できそうとあって意気揚々と臨んだ。しかし対リホウさん戦の勝利で気をよくしていた私は状況判断を誤り、電磁波を食らって不利運ゲを突きつけられて敗北。ガモスを展開させる前にもう少し御膳立てをしていれば結果は変わっていたかもしれないが、ウェイパーさんとロキさんが独走していたという事もありこの時点ですでに予選抜けは無理そうだったのでそれほど悔しさは湧かなかった。むしろこの試合は結構対ウェイパーさんの負けを引きずっていて、負けても切り替えるメンタルも今後の課題だなーと今なら思う。

勝敗:✖ 戦績:2-3

 

 6戦目:ロキさん
 さっきからずっと後悔の残る試合と連呼しているが、この試合もお粗末だった。初手の予想外な行動に動揺し、マニューラを後投げしてワンパンされるという切腹物の戦犯プレイをかました。や―もうこれは擁護のしようもないプレミ、また負け越しが確定したとあって③出場しない方がいいのではないかと考えるぐらい沈んだ。まあ次の試合勝ったから機嫌直すんだけどね!(ネタバレ)

勝敗:✖ 戦績:2-4

 

 7戦目:澤村さん

 試合前にリホウさんのツイートが流れてきてその中に「第4代真皇・澤村さん」という文言があったのでマッチング前はガクブルだった。しかし、こちらもまたウルガモスが八面六臂の活躍をして勝利、連敗を止めることができてほっと一安心。全ブロックでウルガモスはKP2という事で皆さん盲点に入っていた感じだったのだろう。

勝敗:〇 戦績:3-4

 

総括:①を経験して慣れてしまったためか全体的に緩い心持ちで対戦に臨んでしまっていました。ウルガモスが刺さったから何とか五分の戦績ですが、負けた試合の内容がひどすぎて1ミリも喜べない……。しかし方向性はあっていると思ったので、使い慣れたマニュサンダーを③でも持っていく事にしました。

予選③

 1戦目:不知火えるさん
 いやー、お相手のパーティ構築が見事だったと言わざるを得ない。気づいたら負けの局面に陥っていて、勝つためにはどこで行動を変化すればよかっただろうかと振り返って初手に帰結したときに「そりゃ勝てんわ」と悟った、きれいな負かされ方でむしろ気持ちよかった。しかし最後にプレミをして試合に泥を塗ってしまったのは心残り(試合後に「あほでした……」と送ったら「そんなことないと思いますよ」と慰めていただいて恥ずかしいったりゃありゃしない)。

勝敗:✖ 戦績:0-1

 

 2戦目:グーヤントさん
 スポンジさんの強者へのインタビュー動画を視聴していたので「あー、ツンデツンデ使いのたまてアイコンの人だ!」とファン目線で臨んでいた。グーヤントさんは私的お気に入りポケモンの1番目にマニューラ挙げていたので好きです(チョロイン)。低威力技を急所に当てられたのでこちらもDM技を急所に当て返す等価交換(運勝ち)で勝利を引き寄せる。まあでも運勝ち後の詰め択は上手く通せたので許してほしいです(土下座)。

勝敗:〇 戦績:1-1

 

 3戦目:大統領さん
 ハイ、言わずと知れた有名な方!第5回真皇杯東海予選でも確かスタッフをやられていて「あの人背高!」と驚いた思い出や、レートでもTNTrumpでデカグース入り構築使ってたイメージがある。初手から完全に相手のペースに嵌められこっちの秘蔵っ子も大統領さんの偉い技に屈する絶望盤面。しかし、マニューラの素早さを削ってHPに回したおかげで相手の攻撃をギリギリ耐え何と3タテ!嬉しくて嬉しくて、この運を引いたからには絶対に予選抜けがしたい!と息巻いていた。

勝敗:〇 戦績:2-1

 

 4戦目:ほろうさん
 非常に有利な状況で推移していた所で回線落ち!頭が真っ白になってしまってほろうさんが迅速に「再現は可能です」と言って下さらなければむーさんに事情聴取して頂く事態に発展して予選進行に支障をきたしていたかもしれない。ほろうさん、あの時は本当にありがとうございました!対戦自体は無事に再現でき、こちらの奇襲が決まって押し切ることができた。このあたりで自力で予選突破できる位置に上がって緊張した。

勝敗:〇 戦績:3-1

 

 5戦目:なとさん
 ハイ、ここでキツイ構築のしかも再戦。しかしこのブロックになった時点で対策は考えていたので、やってやろうじゃん!と思っていたら前回からパーティが少し変わっていて一番にキツイと思っていたポケモンがいなくなっていた。おかげで選出が少し楽になり、仕込んだ変更点もあって勝つことができた。因みに後でTwitterで拝見したところ私に選出してきた3体が基本選出でほとんどその選出をすることが多かったらしい、もしキツイポケモンが基本選出に組み込まれていたらと思うとぞっとする。という後日談もあったが何とここまで4勝1敗!次が競争相手なので勝てば予選抜け確実、剣ヶ峰の1戦となった。

勝敗:〇 戦績:4-1

 

 6戦目:タニタさん
 そこでこの構築引きますか、神様私を見放しました?と思うくらいには絶望的なマッチング。こんな大一番で選出1点読みをする勇気はなく、見えない裏に惑わされて押し潰された。ボロ負けだったのでこれ以上特に書くことも無い。さっきまでイケイケの成績だったにもかかわらず、ここで負けたことで逆に最終戦タニタさんvs不知火エルさんで不知火エルさんが勝って自分も勝たないと上がれない他力になってしまった。

勝敗:✖ 戦績:4-2

 

 7戦目:なつもんさん

 マリルリ使いの超強い人、最終戦まできつい相手がたっぷりだ……。とある戦術が盲点になっておりそのまま押し切られてしまった、今思い返しても勝ち方がわからない。不知火エルさんが勝っていたのでタニタさんと4-3で並び、直接対決で負けか……と思っていたら5戦目の時点で2-3だった大統領さんが2連勝で4-3が3人!直接対決が3すくみなのでオポネントの結果大統領さんが予選抜けするという(おそらく本人以外)誰も予想していなかったであろう結果に。

勝敗:✖ 戦績:4-3

 

総括:結果的に最後の2戦どちらか買っていれば決勝トーナメントに進めたわけで、そこで2連敗からの予選落ちというのは非常に悔しかったです。しかし、最後の2戦どちらともキツイ構築であり、一番勝つ確率があったのが最初の不知火エルさん戦であることを鑑みるとこれが今の自分の実力であったと思います。これまでの予選の中で一番マニューラが活躍し、しかも序盤かなり勝ち数を積み重ねられたとあって間違いなく一番楽しかった予選でした。

 ……と思っていたのですが、10/19(予選から1週間以上経過後)に1戦目の不知火エルさんとの試合の顛末を友人に話していたらふとマニューラの技がかわらわりじゃなくてけたぐりだったら勝ちだったじゃん!!!!!!!!」という事に気づき、放課後の学校で発狂しました(かわらわりは予選②で颯さんに1回打ったのみなので変更していたとしてもこの1戦以外は勝敗に影響なし)。 ひどいifの話ですが、もしここの勝敗が入れ替わっていれば予選1位通過からの決勝トーナメント1回戦で憧れのシーベルさんと戦えた訳でそれを逃したのは痛い……。これから一生けたぐり信者になります。

 

✖あとがき✖

 あとがきという名の真皇杯全体の感想を書いていきます。まずは真皇杯運営の方々、オンライン大会を開催していただいて本当にありがとうございます!そろそろダイパリメイクが発売という事でこのままだと8世代一度も真皇杯が開かれないまま終わってしまうと悲しんでいた所にこの知らせを聞いて、嬉しくて嬉しくて受験をほっぽり出して参加させていただきました。今回はDiscordを使ったオンライン大会という事でリアルタイムで他ブロックの状況も把握できたため、仲間と一緒に戦っている気がしておもしろかったです。普段はネット地蔵なので積極的に人に絡みに行くことはなかったですが、今回の大会を通してたくさんの人と対戦を通じて仲良くなることができた気がします(一方的にですが)。人のつながりという点においてやっぱり大会は非常に重要ですね、オフ大会もそろそろ復活し始めているらしいので受験が終わったらぜひ参加したいです。

✨Special Thanks✨

 まずは真皇杯スタッフの方々、予選で対戦した方々、対戦しなかった方々、全員にありがとうございました。また機会がありましたら是非参加・対戦させて頂きたいです!
 また、東雲杯オンラインを開催していただいた颯さん、そしてさらに調整会を開催していただいたルセリアさん、ありがとうございました!おかげで対戦の感覚を取り戻したり、パーティを改良したりできました。
 あとは予選①・②が終わった後にキャスの枠を取っていたリホウさん!決勝トーナメントの結果を見守りながら後ろでガヤガヤ楽しく雑談する雰囲気が楽しめました、ありがとうございます。
 そして同じマニュ使いのパォンさん!予選②でパォンさんが決勝トーナメントに進んだ時は本当にうれしかったですし、自分も本戦に行きたい!とさらに奮起するきっかけになりました。これからも背中を負わしていただきます。
 最後にリア友、しばらくポケモンをやっていなかった私のリハビリを手伝ってくれたり、受験前にもかかわらずポケモンやっている私をからかいながらも応援してくれたりと本当に感謝。大学は違うだろうけどこれからもずっとポケモンでつながりたいです。