【4000~6000位】郷愁マニュラウドガブ

はじめに

 SVではまだ構築記事を上げておりませんでしたね、改めて皆様はじめまして、きてふわと申します。
軽く自己紹介
SMからマニューラとレートに潜り続けている人、主にバレても強い襷カウンターの運用方法と襷以外のマニューラの開拓を研究しています。7世代2000↑×2、8世代2000×1 最終2桁とかオフ大会ベスト4とか獲得できるぐらい強くなりたいな~。

 襷カウンターマニューラとは確実に今世代も長い付き合いになると思うので、まだまだ発展途上ではありますが構築記事を書きたいと思います。


構築経緯

マニューラ

 S1がステロ環境だったこともあり、S2の序中盤は結果を残された方が何人かいらっしゃった珠毒テラスマニューラで試行錯誤していました。しかし対面系ではマスカーニャやパーモット、サイクル系ではサザンドラやイルカマンといった強力なライバルとの差別化が容易ではなく、自分自身の力量不足も相まって一旦解散に。
 結局使い慣れた襷カウンターマニューラを組み込んだ対面+サイクル構築を組み、マニューラを「ステロを撒いてこない対面構築や一部のサイクル構築に投げるストッパー兼崩し」枠として採用することにしました。しかし構築の軸をマニューラ以外にするのは伝説ルールでしか経験がないのでこのあと苦労することに……。

残りの5体

①今作のマニューラの最大の弱点は「ドラゴンタイプにテラスタルを切られると、わざ威力が乏しいので倒し切ることができない」ことです。その中でもカイリューは特に厳しいので物理・特殊アタッカー型、渦アンコ型等ほぼ全ての型にテラスタルを絡めて有利を取れる妖テラスラウドボーン@厚底ブーツを採用しました。対面・崩し・受けなんでもいけてマニューラとの相性補完も素晴らしいというまさに理想の軸でした。
マニューラの型が他のポケモンとのシナジーに乏しい(とんボルチェンと合わせるぐらい)ので、他のポケモンは必然的にある程度単体で完結する型で採用することになります。今回はステルスロックに耐性を持ち、崩し要素と対面性能を併せ持っておりサイクル下で取りうる選択肢が多い鉢巻ガブリアスガネサーフゴーを採用しました。
③補完枠として地面の一貫を切りマスカーニャ、そしてある程度カイリューに強くとんぼ返りを絡めてマニューラを再度盤面に着地させることのできるHBゴツメアーマーガア、水の一貫を切りサーフゴー含めある程度の特殊を相手取ることのできるHD隠密マントトリトドンを採用して現在に至ります。

個体紹介

以下常体 赤文字が性格の上昇補正、青文字が下降補正。

マニューラ@襷

146(4)-172(252)-85-*-105-194(252)
つじぎり けたぐり カウンター 礫

 結局帰ってきてしまった、襷カウンターに……。この型だと自分も相手もテラスタルがあまり関係ないので、他のポケモンでテラスを切って数的有利を取りこのポケモンで詰める動きを狙う。めろーるさんの言葉を引用させていただくと”数的有利を勝利に変換するコマ”。氷柱落としが通る場面はだいたいつじぎりか礫で事足りるので不採用。

ラウドボーン@ブーツ

211(252)-*-167(252)-130-96(4)-86
フレアソング テラバースト 鬼火 なまける

 構築の要、安易にテラスタルを切らないことで一段上の性能を発揮できることに最終日ようやく気づいた。ステロや毒菱展開にもこのポケモンでしか果たせない役割があり投げないといけないのでブーツでの採用。存在途中までテラバーストの枠が身代わりだったが、相手の展開を防ぐこと自体は防げてもフレソンのみだと総合的なダメージレースでアド損する事が多かったのでテラバーストを採用した所上手くハマってくれた。

ガブリアス@鉢巻

183-182(252)-126(4)-*-115-169(252)
逆鱗 地震 アイへ ドラク

 伝説ルールを除けば7世代からほぼ皆勤賞、もはや準相棒。その火力で無理やり相手のポケモンを削ったり倒すことで裏のポケモンで誤魔化すというプレイングを構築の軸にしていたのでなくてはならない存在だったが、ラウドボーンやサーフゴーが呼ぶポケモンに受け出しづらいので相性としては微妙だったかもしれない。

サーフゴー@眼鏡

178(124)-*-116(4)-185(252)-112(4)-132(124)控えめにするつもりが臆病になってた
シャドボ ゴールドラッシュ トリック 自己再生

 サイクルチックな構築を組んでいると最終的にやっぱり入ってくる便利枠。ガブリアスが呼ぶ物理受けに対してこのポケモンを投げる動きがシンプルに強い、技構成やテラスタイプについては1番プレイングの幅が広くなるものを採用した。S1の構築記事でhabanさんがスカーフサフゴのテラスタイプは悪が一番強いと思うと仰っていたのでその通りにしてみたところいろんな試合を拾えたので正解だった。大体の耐久振りカイリューを抜ける120を確保したつもりが性格を変え忘れたまま使用していたが、火力・Sともに困ったことは特になかったのでこれで良かったのかもしれない(努力値損してるけど)。


アーマーガア@ゴツメ

205(252)-107-172(252)-*-106(4)-87
ボディプレス 蜻蛉返り 鉄壁 羽休め

 タクシーから開放されてもランクマでの役割は変わらない鳥さん。拘り2体の解除だったりラウドボーンの負担軽減だったりマニューラの補助だったりトリトドンと合わせて受けたりと、この構築に本当にピタリとハマってくれた。ボディプは全然打ってない気がするが代わる技も難しいのでうーむといった感じ。蜻蛉返りとゴツメが本体。


トリトドン@隠密マント

218(252)-*-89(4)-112-147(252)-59
大地の力 冷凍ビーム ヘド爆 自己再生

 私の構築特有のしわ寄せがラストの補完枠に詰め込まれたパターン、しかし今回は意外と汎用性があって選出できた。重めの積み構築のことを考えるとヘド爆はクリアスモッグでも良かったかもしれないが、身代わりで無に帰すので信頼性に欠けるというのと朝にヘド爆のおかげで勝った試合があるので多分これでヨシ。

基本選出

 ガブ+ラウドボーン+サーフゴー、ステロを撒かれなかったりゲンガーなど基本選出では厳しい相手がいる場合はマニュを絡めた対面寄りの選出。アマガは基本的にステロ+マスカーニャなど基本選出でもマニュでも厳しいときに投げる枠、トドンは炎・水ロトムやイルカマン入りなどに投げる。ステロ構築やサイクル構築にはラウドボーンを上手く扱えれば有利を取れるはずなので大事に扱う。


キツイポケモン・並び

マスカーニャ、ゲンガーなどの襷枠
対面構築はマニュを絡めた選出をするがガブ、ラウド、サフゴが相手の襷枠に大抵弱いので噛み合いの部分は存在する。アマガやトドンを絡めてどれだけ軽減できるか。

物理受け+無テラス
特にガブ+サフゴ+マニュのような有限選出をしているとリカバリーが効かない場合が多い。サフゴ→ガブの交換時の相性があまり良くないのがおそらく原因だが改善方法がわからなかった。

壁+積み
これに勝てないの欠陥すぎる、やっぱりダメパーティじゃないか……。

おわりに

 S1全く勝てず今季は雪辱を誓っていろいろ試していましたが思うように結果が出ず中盤にモチベーションが保てず息切れしてしまったのは今季の反省点ですね。しかしマニュを補完にする構築作りだったり自分の強みを押し付ける構築だったりと色々試行錯誤し、長らく課題だった構築力が微力ながらも向上したのは大きな収穫です。また来季も振り返ったときに向上が見えるシーズンにしていきたいなと思います、ありがとうございました。

スペシャルサンクス

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